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無題 - 紅
2023/03/11 (Sat) 18:57:59
我が国の正確な地図を初めて作ったのは、かの伊能忠敬でした。千葉の上総に生まれ、伊能家の養子のなりました。傾いた家業を復興させるべく、五十歳まで懸命に
仕事に励みました。努力が実り、五十歳で家業を長男にゆずり、十九歳も年下の天文学者の高橋至時の弟子になったのです。五十六歳の時、人跡未踏の北海道の南投海岸を測量し、幕府に精密な地図を提出しました。その後は幕府の命を受けて日本全国の沿岸の測量に取り組みました。時すでに七十二歳でしたが、身体が動く限り地図つくりに励みました。かくて大中小三種の二百二十五図にわたる日本地図を完成させたのです。伊能忠敬無くして、我が国の正しい地図は分からなかったのです。
抗生物質オーレオマイシンの発見者であるベンジャミンダガー博士の後半生も私たちに良い教訓を与えてくれています。博士は七十歳で大学教授の定年を迎えました。無名だった博士の退職記事は、地元の新聞にわずか二、三行しか載っていませんでした。「くそ！」と発奮した博士は、再び研究所に勤めました。そしてその三年後、あのオーレオマイシンを発見したのです。もし博士が悠々自適の老後を過ごしていたら、世界中の沢山の患者は救われなかったのです！
著書 - 紅
2023/03/06 (Mon) 19:07:21
高年期は人生の”収穫の秋”です。春に種を蒔き、水をやり、肥料を施し、草を刈るなどその営々たる努力が秋の実りをもたらすのです。額に汗かき懸命に働かなかった人には、ほんのわずかな収穫しかありません。多くの高齢者は青壮年期からずっと懸命に頑張ってきました。そのお得意の分野でなら、若者が到底かなわない能力を持っているのです。偉大な業績を残した学者、科学者、芸術家らのうち60歳を超えて活躍した人は沢山います。”ひらめき”が要求される物理学や数学などは三十歳までがピークですが、作家、美術科、音楽家、建築家、哲学者、植物学者などは四十代以降に仕事の花を咲かせる人が多いのです。結局どんな分野でも、四十歳までに想像力を最高に発揮した方は稀なんです。
アメリカの名も無い農夫でした。農作業の傍ら、編み物をするのが唯一の楽しみでした。しかし七十歳のころ農作業のしすぎで手がリューマチに侵され刺繡針が持てなくなりました。かくて七十五歳からは鉛筆を握り始めました。百一歳で亡くなるまで、五百点以上の素晴らしい絵を描き続けました。彼女は「思い返してみると私の生涯というのは、一生懸命働いた一日のようなものでした」と。
著書 - 紅
2023/02/26 (Sun) 21:44:31
円熟の境地
努力は生涯発達する
年を取ると、知能が下がると考え散る人が多いようです
欧米によると年齢別に知能検査をしたところ、知能は二十歳から二十五歳でピークに達し、
掲示板移動 - なげやり倶楽部管理人
2023/02/13 (Mon) 20:07:07
teacupがなくなってしまったので、こちらに移動しました。